【卒業生インタビューVol.5】看護師から青年海外協力隊へ転身!
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【卒業生インタビューVol.5】
看護師から青年海外協力隊へ転身!
こんにちは、校長のMariです。今日ぜひご紹介したいVector卒業生は、
もともと新潟県の病院で小児科の看護師をしていた、
Hirono Sasakiちゃん(28歳)
現在は、東ティモールで青年海外協力隊として現地スタッフとともに、
青少年のリーダーシップ育成を目的としたプログラムやイベントの企画運営
を行っています
。
Vectorで培った英語を土台に、
卒業生一人ひとりがより多くの人とつながり、
自分の持てる力で一人でも多くの人を助ける。
これは私がいつも卒業式で言わせていただいているメッセージでもあります。
(耳にタコができるくらい聞いている生徒さんもいるはず・・・ごめん
)
看護師のお仕事で培った知識と技術に、英語のスピーキング力が加わり
世界に羽ばたいていったHironoですが、Vector受講中は、
単語が覚えられなくては泣き
、
英文作れなくては泣き
、
発音できなくては泣き
、
プレゼンで少し成功しては泣き
、
人前でうまく話せるようになっては泣き
、
泣きながら前へ進む生徒さんでした。
クラスメートの英語の一進一退にも、側でついてともに悩み、
人とのコミュニケーションを大切にする子でした。
ちなみにVectorにはVector 7というアイドルグループがいるのですが、
厳しいコースワークを行いながら、英語プレゼンやダンスの練習を極めた
メンバーたちに、惜しみない応援を送ったのもHironoでした。
そんなHironoとVectorが出会ったのは2年前。
その頃には「2年後に、アジアで最も新しい国:東ティモールという国で
英語を使って働いているとは思ってもみませんでした。」とHironoは語ります。
青年海外協力隊として東ティモール赤十字社青少年部にて活動
現在私は青年海外協力隊として東ティモール赤十字社青少年部にて活動しています。
活動内容としては、現地スタッフとともに青少年のリーダーシップ育成を目的として
プログラムやイベントの企画運営を行なっています。
英語を話さない日はない今日この頃
ここでは現地語を主に使っていますが、オーストラリアをはじめ、
他国の赤十字から派遣されているスタッフもいるため、会議は英語で行われることがあります。
なので、プレゼンは英語、発表資料は英語、報告書は英語、メールは英語・・・
英語を話さない日はない今日この頃です。
国連関係のイベントで英語でプレゼン&世間話
先日は3日間のイベントを開催し、私はコーナーを一つ担当することになりました。
このイベントは国連と東ティモール政府から予算を頂戴したこともあり、
UN関連のUN◯◯などのスタッフが会議に参加。もちろんイベント当日には、
教育省副大臣やらUN◯◯の現地代表やらが、ゲストに呼ばれるわけです。
私の担当するコーナーにも、そのお偉いさんたちが登場。
「あわわ・・・説明せねば・・・英語で説明せねば!!」
と心臓爆発寸前でしたが、自然と自信を持って担当コーナーの説明をすることができ、
お偉いさん方も興味を持って話を聞いてくださいました。
特に嬉しかったのは、UN◯◯現地代表の方から「このコーナーはいいアイディアだよ」と
お褒めの言葉をいただいたことと、「実は日本に旅行した時に・・・」と世間話ができたことです。
もちろん英語でですよ。
Vector入学前の私なら、とにかくパニックになり
「あはー、イエス、ノーノー」
としかできなかったと思います。
しかしVectorでの【英語思考回路脳を鍛えるConversation Battle】で
培った英語対応力、あと、毎週行われる【実践的プレゼンテーション】で身についた
英語力と度胸は、私を強くさせてくれていました。
Vectorコースワークの幅広いジャンルをカバーした授業が実践力育成に
Vectorでは幅広いジャンルに対応した英語を学ぶことができました。
私がVectorで培ったことは、英語で話す自信がついたことと、会話のバリエーションが増えたことです。
思うに世間話って、一番難しいと思うのです。なぜかというと、話し手によってトピックが
どこに飛んでいくのかわからないからです。知らないトピックが出てきたらもう終わり・・・世間話は恐ろしい!
でもVectorコースワークの、幅広いジャンルをカバーした授業のおかげで、会話のバリエーションが莫大に広がりました。
この前はイギリス人の友だちと日常生活のことから、文化、保健、政治政策のことまで、3時間どっぷり話し合いました。
これもあの、Vectorでの日々が基礎にあったからだと思っています。
英語が話せる人のイメージが崩壊:誰でも話せる!私でも!!
こんな私ですが、前職は新潟県内の病院で小児科看護師として勤務していました。
二十数年間、新潟から出たこともありませんでした。英語を話せる人のイメージは、
「たぶん家族旅行で小さい時から海外に行ったことがあって、たぶん学生時代から英語が得意で、
たぶんホームステイの受け入れとかもしていて、たぶん大学の時に留学していて・・・」そんなイメージがありました。
そういう人しか、英語って話せないものだと思っていました。でも実は違った。Vectorに通ったことで、
本気で英語を話せるようになりたいっていう人は、誰でも話せるようになるのだということを感じました。
すべての人が健康に生きていける、そんな世の中にしたい
次のステップはまだ決めていません。
日本にいるのか海外にいるのか・・・。
でも、青年海外協力隊として東ティモールにいて感じていることは、
私の知らない世界がたくさんあること、そしてどんなに貧しくても必ず笑顔があることです。
東ティモールは、1000人生まれた赤ちゃんのうち、45人が亡くなっています。
生き残った子どものうち46%が栄養失調です。道を歩いていると「おはよう」と
笑顔で挨拶してくれる子どもたち。この子たちは「生きる」戦いに勝ち残ってきた子たちだと思うと、
なんだか世の中に疑問を感じるようにもなりました。すべての人が健康に生きていける、
そんな世の中にしたい、そのために何かしたい、と感じているところです。
そのためにはもっともっと英語力をあげていく必要があります。
Vectorで培った基礎をベースに、今後も勉強していこうと思っています。
短期間で英語を話せるようになりたいと本気で思っている方、Vector勉強法をお勧めします。
最後に。
ぜひ、東ティモールに遊びにきてください。
素敵な笑顔と、きれいな海しかありません。
++++++++++++++
生徒さんの人生が変わると、
周りの人の人生も変わるのかもしれません。
留学生一人ひとりの「留学期間」という貴重な時期に、
そんなパワーが秘められているのかと思い、
Vector教師・スタッフも、今日も頑張ります。
Hironoちゃん、体に気をつけて一人でも多くの人に手を差し伸べてあげてくださいね。
あなたを教えることができて、本当によかったです![]()








